2011年05月22日
2011年路上演劇祭まとめ(5/22)
報告書に提出したメンバーそれぞれの感想をもって、まとめにしたいと思います(^-^)
5月22日(土)開催
浜松市中心部、モール街(出演箇所:サゴー)
オトナ青春団『手をのばせば』
【めめ】

2001年、浜松において、初の路上演劇祭が開催されました。
その中のワークショップの1つ「砂山のまちとひとの物語」に参加したことがきっかけで、私と路上演劇がつながることとなりました。
その後、第2回、第3回は、1人の観客(目撃者?)として違う視点から楽しむことが出来ました。
そして、第4回目となる今年は、「オトナ青春団」の一員として参加することになりました。
「オトナ青春団」は、2010年秋に結成された団体です。
元々は芝居好きなメンバーによる集まりからスタートしたのですが、メンバーみんな好奇心旺盛で、芝居もいいけど歌も踊りもしたいね、紙芝居やおはなし会もいいね、楽器演奏もやってみたい!などなど欲張りなことを言っています。
結局のところ、表現すること全般が好きなようで、一方的に見せて終わりというより、好きなことを通して見ている人々とも触れ合いたい、という思いが大きいのかもしれません。
なので、特にこれといった方向性はかっちりとは決めず、気になったものにはどんどんトライしていこう!と楽しく活動しています。
(活動についてはブログ参照 http://otonaseisyundan.hamazo.tv/)
結成してからじきに、路上演劇祭2011の開催を知り、これは参加するしかない!とエントリーしました。
が、本番まで3カ月。普段月に2回の活動で、多少増やしても10回に満たない回数…。
果たして無事に仕上げることが出来るか、と不安もありました。
でもメンバーたちの「なんとかなるよ」「いけるいける!」という前向きな言葉に、よーし、頑張ろう!と気合が入りました。
とはいえ、どのようなことをやろうか、ということについては、やはり悩みました。
期間も短いので、今回はゼロから作るより、既存のものを使おうと、以前にメンバーの滝浪と私とのユニットで作った二人芝居をアレンジすることにしよう、と。
ただ、場所は、屋外。路上。人々の会話、お店から流れるBGM、季節的には心地良いであろう風…。
会話の多い芝居は、周辺の音に負けてしまうのではないか?
やはり、パントマイムだったり大道芸的なものであったり、表情や動きがメインのパフォーマンス要素を多く取り入れるようなもののほうが適しているのだろうか?
屋内の静かな場所でやるような会話劇を、路上でやるのは少々無謀か?
…など、最初は色々考えることがありました。
しかし、結局は最初の提案ですすめることにしました。
最終的にメンバーの一致した考えとして
「あえてチャレンジしてみたい。小屋でやるような芝居を路上で。」
とまとまりました。
成功とか失敗ではなく、こういう形でやってみたらどんなものが得られるのだろう、やってみて気づくことは多くあるはず、だったらまずはやりたいことをやるのがベストだ、と。
今回の作品「手をのばせば」は、「すぐそばにある『幸せ』にあなたは気づいていますか?」というメッセージがこめられた歌&踊り入り芝居でした。
歌や踊りについては、メンバーに技術があるわけではありません。
かといって、別に上手くならなくたっていいんだもん!と開き直ってるわけでもありません。
普段、日常の中で皆さんも経験ありませんか?
夕飯の支度をしながら鼻歌を歌っていたり、我が子と音楽聴いてジャンプしたりスキップしたり。そういう感覚です。
ステップがずれていようと、音程がとれていなくてもいいのです。
その人自身の「嬉しい・楽しい・悲しい・優しい…」その気持ちが、その人の表情となり、動きとなり、鼻歌やスキップとなっていくのだと思っています。
「作る」というより「にじみ出るもの」を私たちは大事にしています。
そうした中で稽古していくうちに、「果たして観ている側は、セリフは聞き取れるのか」という心配は、少しずつ小さくなっていきました。
伝えたいのはセリフそのものではなく「心」なのだと思えるようになっていったからです。
今回、観ていただいた皆様に「何か」が伝わっていたのなら嬉しい限りです。
その「何か」は、はっきりしていなくていいと思います。無理に答えを出す必要もないと思います。
なんとなくよかった、なんだか分からない踊りをしていてつい観てしまった、あの人たちはいったい何者なんだろう?
…どんな理由でもいい、その人の心に「何か」が引っ掛かってくれたのなら無事成功です。
以前は、
「路上演劇とは、どういうことなのだろう、どこからどこまでの範囲をいうのだろう」
ともやもやしていました。
しかし、これまでの路上演劇祭に色々な形で参加し、出会った方々と交流していくうちに、無理に線引きすることはないのだ、そこに立つだけでストーリーはすでに始まっているのだ、と思うようになりました。
芝居であっても、歌や踊りであっても、パフォーマンス的であっても、そこに人がいて、それを見る人・目撃する人がいて…その時点で演劇の世界が広がっているのだなあと思うようになりました。
路上演劇祭の開催は、演劇というものを知らない人に知ってもらえるよい機会になるのと同時に、演劇が好きな人たちにとっても新しい発見があったり視野が広がる貴重な機会だと思います。
演じる側と観ている側の距離が(物理的にも心理的にも)近かったり、さらには混ざり合ったり出来るところが好きです。そして今回は、モール街の隅から隅までを徐々に移動しながら一つの大きなストーリーとなっていったところがとても面白い試みだったのではないでしょうか。
観ている側も「次は何だ?どこだ?」とぞろぞろ移動する様は、こちらから見ていてもワクワクしました。
今年は、いまだに大変な状況にありますが、3月11日に東日本大震災が起こりました。(被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。)
その後、じきに開催となった路上演劇祭だったので、今回は、より特別な思いでの参加になりました。
作品を作り上げていく中で、この出来事は避けて通れないことでした。
今回の私たちの作品のメッセージ
「すぐそばにある『幸せ』に気付いていますか?」
も、今回の震災を受け、こうして好きなことが出来る幸せを、また、ここにこうして生きていることの喜びを、改めて胸に刻むことが出来ました。
そのような気付きが出来た今回の路上演劇祭、同じ場所、同じ時間を多くの皆様と共に過ごせたことに感謝いたします。
開催していただき、参加させていただきありがとうございました。
【みさっつぁん】

初めて「路上演劇祭」という言葉を聞いた時は、なんて素敵な企画なのだろうとワクワクしました。
ぜひ演劇を始めとした表現集団を作ったばかりの私たちも参加させてもらいたいと思い、早速作品選びに、声の通らない路上演劇はパフォーマンス系の出し物が多いと知り、あえて歌や踊りが少し含まれているとはいえ台詞のやりとりが主な、お芝居劇に取り組んでみました。
当日は天気もよく、人の少ない浜松の街中も路上演劇に足をとめて下さったりと、人の輪が出来た事に驚きました。
セリフが主な私たちの芝居も静かに聞いてくれる人と、建物同士の間で声が響いてくれて、こういう空間が出来るのが路上演劇の醍醐味なのだろうかと改めて感じました。
他のどの団体も路上でとても素敵でした。表現する事の大切さを改めて感じました。
天気のよいハママツの街中は本当に素敵でもっともっと全国にアピールしたり、街中で行う他イベントとコラボしたり、浜松市内の劇団と手を組み合ってみてもよいのではないでしょうか?
全国に「演劇の街ハママツ」といわれるようになったら面白いなぁと思いました。
【かおちゃん】

お疲れさまでした。
私にはお芝居をすることも路上演劇祭参加も初めてですべてが新鮮、なおかつ緊張の連続でした。
一言でいうと楽しかったです。
お芝居といってもいろいろな表現の仕方があったりたくさんの方がお芝居に携わっていることも知り良い経験をした1日でした。
また演劇祭に参加したいと思います。
【たーきー】

路上演劇祭2011、皆さま、お疲れ様でした。
初参加させていただき、ありがとうございました。とても楽しかったです。
お客様も、しっかり見てくれていたように感じました。
今回はモール街という場所でしたが、そこでやることが、周りの人にも、もっとプラスになるということを探っても良いかな…とも感じました。
そうして、本当に「まちからつくる」ものになっていったら、面白いですね。
5月22日(土)開催
浜松市中心部、モール街(出演箇所:サゴー)
オトナ青春団『手をのばせば』
【めめ】

2001年、浜松において、初の路上演劇祭が開催されました。
その中のワークショップの1つ「砂山のまちとひとの物語」に参加したことがきっかけで、私と路上演劇がつながることとなりました。
その後、第2回、第3回は、1人の観客(目撃者?)として違う視点から楽しむことが出来ました。
そして、第4回目となる今年は、「オトナ青春団」の一員として参加することになりました。
「オトナ青春団」は、2010年秋に結成された団体です。
元々は芝居好きなメンバーによる集まりからスタートしたのですが、メンバーみんな好奇心旺盛で、芝居もいいけど歌も踊りもしたいね、紙芝居やおはなし会もいいね、楽器演奏もやってみたい!などなど欲張りなことを言っています。
結局のところ、表現すること全般が好きなようで、一方的に見せて終わりというより、好きなことを通して見ている人々とも触れ合いたい、という思いが大きいのかもしれません。
なので、特にこれといった方向性はかっちりとは決めず、気になったものにはどんどんトライしていこう!と楽しく活動しています。
(活動についてはブログ参照 http://otonaseisyundan.hamazo.tv/)
結成してからじきに、路上演劇祭2011の開催を知り、これは参加するしかない!とエントリーしました。
が、本番まで3カ月。普段月に2回の活動で、多少増やしても10回に満たない回数…。
果たして無事に仕上げることが出来るか、と不安もありました。
でもメンバーたちの「なんとかなるよ」「いけるいける!」という前向きな言葉に、よーし、頑張ろう!と気合が入りました。
とはいえ、どのようなことをやろうか、ということについては、やはり悩みました。
期間も短いので、今回はゼロから作るより、既存のものを使おうと、以前にメンバーの滝浪と私とのユニットで作った二人芝居をアレンジすることにしよう、と。
ただ、場所は、屋外。路上。人々の会話、お店から流れるBGM、季節的には心地良いであろう風…。
会話の多い芝居は、周辺の音に負けてしまうのではないか?
やはり、パントマイムだったり大道芸的なものであったり、表情や動きがメインのパフォーマンス要素を多く取り入れるようなもののほうが適しているのだろうか?
屋内の静かな場所でやるような会話劇を、路上でやるのは少々無謀か?
…など、最初は色々考えることがありました。
しかし、結局は最初の提案ですすめることにしました。
最終的にメンバーの一致した考えとして
「あえてチャレンジしてみたい。小屋でやるような芝居を路上で。」
とまとまりました。
成功とか失敗ではなく、こういう形でやってみたらどんなものが得られるのだろう、やってみて気づくことは多くあるはず、だったらまずはやりたいことをやるのがベストだ、と。
今回の作品「手をのばせば」は、「すぐそばにある『幸せ』にあなたは気づいていますか?」というメッセージがこめられた歌&踊り入り芝居でした。
歌や踊りについては、メンバーに技術があるわけではありません。
かといって、別に上手くならなくたっていいんだもん!と開き直ってるわけでもありません。
普段、日常の中で皆さんも経験ありませんか?
夕飯の支度をしながら鼻歌を歌っていたり、我が子と音楽聴いてジャンプしたりスキップしたり。そういう感覚です。
ステップがずれていようと、音程がとれていなくてもいいのです。
その人自身の「嬉しい・楽しい・悲しい・優しい…」その気持ちが、その人の表情となり、動きとなり、鼻歌やスキップとなっていくのだと思っています。
「作る」というより「にじみ出るもの」を私たちは大事にしています。
そうした中で稽古していくうちに、「果たして観ている側は、セリフは聞き取れるのか」という心配は、少しずつ小さくなっていきました。
伝えたいのはセリフそのものではなく「心」なのだと思えるようになっていったからです。
今回、観ていただいた皆様に「何か」が伝わっていたのなら嬉しい限りです。
その「何か」は、はっきりしていなくていいと思います。無理に答えを出す必要もないと思います。
なんとなくよかった、なんだか分からない踊りをしていてつい観てしまった、あの人たちはいったい何者なんだろう?
…どんな理由でもいい、その人の心に「何か」が引っ掛かってくれたのなら無事成功です。
以前は、
「路上演劇とは、どういうことなのだろう、どこからどこまでの範囲をいうのだろう」
ともやもやしていました。
しかし、これまでの路上演劇祭に色々な形で参加し、出会った方々と交流していくうちに、無理に線引きすることはないのだ、そこに立つだけでストーリーはすでに始まっているのだ、と思うようになりました。
芝居であっても、歌や踊りであっても、パフォーマンス的であっても、そこに人がいて、それを見る人・目撃する人がいて…その時点で演劇の世界が広がっているのだなあと思うようになりました。
路上演劇祭の開催は、演劇というものを知らない人に知ってもらえるよい機会になるのと同時に、演劇が好きな人たちにとっても新しい発見があったり視野が広がる貴重な機会だと思います。
演じる側と観ている側の距離が(物理的にも心理的にも)近かったり、さらには混ざり合ったり出来るところが好きです。そして今回は、モール街の隅から隅までを徐々に移動しながら一つの大きなストーリーとなっていったところがとても面白い試みだったのではないでしょうか。
観ている側も「次は何だ?どこだ?」とぞろぞろ移動する様は、こちらから見ていてもワクワクしました。
今年は、いまだに大変な状況にありますが、3月11日に東日本大震災が起こりました。(被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。)
その後、じきに開催となった路上演劇祭だったので、今回は、より特別な思いでの参加になりました。
作品を作り上げていく中で、この出来事は避けて通れないことでした。
今回の私たちの作品のメッセージ
「すぐそばにある『幸せ』に気付いていますか?」
も、今回の震災を受け、こうして好きなことが出来る幸せを、また、ここにこうして生きていることの喜びを、改めて胸に刻むことが出来ました。
そのような気付きが出来た今回の路上演劇祭、同じ場所、同じ時間を多くの皆様と共に過ごせたことに感謝いたします。
開催していただき、参加させていただきありがとうございました。
【みさっつぁん】

初めて「路上演劇祭」という言葉を聞いた時は、なんて素敵な企画なのだろうとワクワクしました。
ぜひ演劇を始めとした表現集団を作ったばかりの私たちも参加させてもらいたいと思い、早速作品選びに、声の通らない路上演劇はパフォーマンス系の出し物が多いと知り、あえて歌や踊りが少し含まれているとはいえ台詞のやりとりが主な、お芝居劇に取り組んでみました。
当日は天気もよく、人の少ない浜松の街中も路上演劇に足をとめて下さったりと、人の輪が出来た事に驚きました。
セリフが主な私たちの芝居も静かに聞いてくれる人と、建物同士の間で声が響いてくれて、こういう空間が出来るのが路上演劇の醍醐味なのだろうかと改めて感じました。
他のどの団体も路上でとても素敵でした。表現する事の大切さを改めて感じました。
天気のよいハママツの街中は本当に素敵でもっともっと全国にアピールしたり、街中で行う他イベントとコラボしたり、浜松市内の劇団と手を組み合ってみてもよいのではないでしょうか?
全国に「演劇の街ハママツ」といわれるようになったら面白いなぁと思いました。
【かおちゃん】

お疲れさまでした。
私にはお芝居をすることも路上演劇祭参加も初めてですべてが新鮮、なおかつ緊張の連続でした。
一言でいうと楽しかったです。
お芝居といってもいろいろな表現の仕方があったりたくさんの方がお芝居に携わっていることも知り良い経験をした1日でした。
また演劇祭に参加したいと思います。
【たーきー】

路上演劇祭2011、皆さま、お疲れ様でした。
初参加させていただき、ありがとうございました。とても楽しかったです。
お客様も、しっかり見てくれていたように感じました。
今回はモール街という場所でしたが、そこでやることが、周りの人にも、もっとプラスになるということを探っても良いかな…とも感じました。
そうして、本当に「まちからつくる」ものになっていったら、面白いですね。
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Posted by めめ(オトナ青春団) at 22:22│Comments(0)
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