今だからこそ。

めめ(オトナ青春団)

2011年03月28日 15:03

メンバーのめめです。


久々の更新です。
まずは・・

東日本大震災により亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます。
そして、被災された皆様およびそのご家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

多大な被害をもたらした今回の大震災…被災地のみならず、全国の皆さんが心を痛め、また、今の自分たちに何が出来るのか・・ともやもやしていることと思います。

各地では、今回の大震災のことを考慮し、次々とイベントが中止となっております。
浜松まつりや、花火大会、その他各種催し・・

そんな中、2001年より開催されている【路上演劇祭in浜松】は、5月21日に開催する方向で準備が進められています。
そして、私たち、【オトナ青春団】も、参加する予定でいます。
他にも合わせて、14団体が参加予定です。
2月が終わる時点で、ほぼ、参加団体が決まっていました。
それぞれに、今回の路上演劇祭では、どんなことをやろうかと考え始め、動き出した頃、あの大震災が起こりました。

14団体、きっと、それぞれの個性を生かして、その団体らしさで芝居、朗読、パフォーマンス等が行なわれることと思います。
路上演劇祭のブログでも書かれているように、いつも通りのことをするだけです。でも、3月11日のことは無関係ではいられない。
いつも通りのことをしながら、でもどこかで、演じる側も、観る側も、多かれ少なかれ、重ねる瞬間というものはあるのではないか、と思います。
今だからこそ、感じる何かを・・それぞれが得られたら良いなあと思いますし、その瞬間だけでも、笑顔になれる時間にもなったら良いなあと。

私たち、オトナ青春団も、参加する時点で、上演する作品は決まっていました。
というか、月に二回という稽古回数の団体なので、3カ月でまた新しく作っている時間がなかった、というのが正直なところです。

で、メンバー2人がかつて上演したオリジナル作品を、4人バージョンでやってみよう、と。
歌&ダンス(というほどでもない)と、喋りのシーンは半々とは言え、路上演劇には向かないであろう、舞台で行なうような会話劇です。
ホールや小屋で行なうのとは違い、路上や野外で、マイク使わずに声をとどかせるのは難しい部分です。

元々の2人用の台本を、4人用に書き直し、なるべく会話部分を少なく削り、分かりやすい言い回しに変え・・などしていますが(いまだ、何度目かの書き直し中・・)、それでも、路上で行なうには会話が多いかな・・と。

2回稽古しましたが、やればやるほど、路上で、どこまで声が届くか分からない場所で、今回のような内容の芝居をするのは難しいのでは・・と感じるように。

でも、きっと、心は伝わる・・そう信じて、数少ない稽古を重ねています。
そしてまた、小屋やホールでやる芝居と、路上等、野外でやる芝居の違いを肌で感じよう、吸収しよう、そう思っています。

「なんて言ってるか分からないけど、イマイチ内容分からないけど、でも、なんだかあの人たち楽しそうにやってたね。」
「なんとなく、よかった」

と、言ってくれたら、今回は、オトナ青春団、合格点です。

なんとなく、って、個人的に好きな言葉です。
濁し加減というか・・本当は何をするにも理由はあるのだろうけど、わざわざ理由を言葉にして説明しなくちゃいけないかって言われると、そうでもないし、そうしたくないこともあるし、自分でもこれ!という明確な答えがなかったりします。
「なんとなく」という言葉自体がのんびりした感じで、好きです。

あ。ザ・スパイダース(でしたっけ?)の
♪なんとな~く~
♪しあわせ~
思い出しました。


昨年末に、活動を始めて、【オトナ青春団】として、公の場に出るのは、これが初めてです。
デビューです。

好きなもの・・私たちで言うと、今回は「芝居」を自らのパワーと変え、心こめてお客様にお届けしたいと思っています。
稽古回数・・残り4回・・かしら。稽古量的には、かなり厳しいですが、頑張ります。




(稽古中のみさっつぁん&かおちゃん)

よろしくお願いいたします。


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